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出典 :
.NET CLI を使用してアプリを公開する - .NET | Microsoft Learn dotnet publish コマンド - .NET CLI | Microsoft Learn コマンドラインから.NETアプリを発行する - Qiita csprojに書く設定とdotnet publishに渡すパラメータの実験と比較 - tera1707’s blog アプリケーション配置用に単一ファイルを作成する - .NET | Microsoft Learn .NET Runtime Identifier (RID) カタログ | Microsoft Learn
関連 :
[.NET]コマンドラインでのビルド
目次 :

Visual Studioによるパッケージ発行

ビルドされたプログラムをターゲットシステムに向けて公開する機能。
ローカルまたはネットワークに配置することが可能で、WEBアプリケーションの場合はサーバへのデプロイも行える。
その際にプログラム(EXE / DLL)を集約するなどの付随処理を行うことも可能である。

手順

発行プロファイルの作成

デスクトップアプリケーションを指定したフォルダに配置する場合の例。
  1. 「ソリューション エクスプローラー」上でプロジェクトを右クリック、「発行」をクリックする。
    (または「ビルド」>「選択範囲の公開」を選択する。)
  2. 発行プロファイルが存在しない場合、自動で「公開」画面が開く。
    (追加作成する場合は「発行プロファイルの追加」をクリックする。)
    「公開」画面で「ターゲット」>「フォルダー」を選択し、「次へ」をクリックする。
  3. 「特定のターゲット」>「フォルダー」を選択し、「次へ」をクリックする。
  4. 「フォルダーの場所」にファイルを公開したい場所を入力し、「完了」をクリックする。
  5. プロファイルが作成される。
    「すべての設定を表示」をクリックする。
  6. 各項目を必要に応じて編集し、「保存」をクリックする。

発行

「発行」ボタンをクリックすると、ビルドと公開が実行される。

ファイル構成の比較

通常のリリースビルド
公開
「単一ファイルの作成」を有効にしているため、付随するDLLがEXEに吸収されている。
また、ReadyToRun コンパイルを有効にしているため、バイナリサイズが拡大している。
(通常ビルド時のEXEとDLLの総和より大きい。)

発行プロファイル(pubxml)の参照

「プロファイル設定」で指定した各項目は、pubxml ファイルに保存される。
例 : FolderProfile.pubxml

pubxml ファイルは通常、<ProjectFolder>\Properties\PublishProfiles\ フォルダに保存される。
この pubxml ファイルを用いて、コマンドラインから発行(dotnet publish)を行うことも可能である。詳細は [.NET]コマンドラインでのビルド を参照。